【鰂魚桶/太古】香港の海洋救助の歴史を学べる「消防艇アレキサンダー・グランサム展示館」

香港には無料で入場できるミュージアムが幾つかあります。本日は水上の火事・救助で活躍した「消防艇アレキサンダー・グランサム」について学ぶことができる場所をご紹介します。

 

「消防艇アレキサンダー・グランサム展示ギャラリー」とは何か

鰂魚桶公園内(Quarry Bay Park)にある「消防船アレクサンダー グランサム展示ギャラリー」は廃船になった消防艇が展示してある博物館です。

アレキサンダー・グランサム号の歴史的な重要性を考慮し、香港歴史博物館はこの消防艇を収蔵品として取得し、2007年に専用の「消防艇アレキサンダー・グランサム展示ギャラリー(Fireboat Alexander Grantham Exhibition Gallery)」として一般公開しました。

1,200平方メートルのギャラリースペースでは、香港の海上救助活動の歴史なども知ることができます。その他にも消防士が船内で消火以外に何をしているのか?パトロールに使用する歴史的な備品や装備について学ぶことができます。

遊具がたくさんある鰂魚桶公園の中にあるため、乗り物好きの子どもたちや地元の人達に親しまれている無料の施設です。船から眺めるビクトリア湾の景色もとてもよく、観光地としても楽しめます。

 

 

消防艇アレクサンダー・グランサム号の歴史

アレキサンダー・グランサム号(Alexander Gransam)は、香港島の鰂魚桶公園にある歴史的な船舶です。この船は、かつて香港の海洋警察のパトロール艇として使用されていました。


アレキサンダー・グランサム号は1953年〜2002年に退役するまで、香港消防署の消防艇チームの旗艦として活躍し、香港の水域や海岸線での火災警報への対応や救助活動を行っていました。アレキサンダー・グランサム号は香港の海上救助業務の歴史を見守り続けるだけでなく、1950年代の香港造船の成果を証明するものでもあります。

 

Galleryの基本情報

館内では広東語のみの開催ではありますが、無料のガイドツアーも開催中とのこと。毎週土曜日、日曜日、祝日の午後 2 時 30 分と午後 4 時まで、定員は先着順で 20 名です。

広東語なので私は参加したことはありませんが、毎回たくさんの方が参加されています。

 

下から船を見上げるのは不思議な気分です。いかに大きいのかがわかります。

船内は一部入ることができ、入れないエリアはモニターを使い見学することができます。

広いミュージアムではないですが、息子は大好きな場所です。火を消すモニターゲームなどもあり、子供も楽しめる内容になっています。また日によっては消防士さんの洋服を着て写真を撮ることもできようです。

 

まとめと感想

ミュージアムを楽しんだあとも鰂魚桶公園(Quarry Bay Park)で遊んだり、ショッピングモールCity Plazaでご飯を食べたりとちょっとしたお出掛けスポットとして最適です。

歴史を知るのも面白いので、近くに来た際はぜひ遊びに行ってみてください。

本日もお読みいただきありがとうございました。

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